SBI証券に聞いてみました。ネオモバ統合後のサービス。

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SBIネオモバイル証券(ネオモバ)は、24年1月9日にSBI証券と統合されます。

(1) 僕はSBI証券にも口座をもって運用してるけど、統合にあたって何かしないといけないの?

(2) ネオモバで重宝してた単位未満株の定期買付ができなくなるってホント? ずっとできないの? SBI証券に直接聞いてみました。

結論から言えば、僕のケースは手続きは何もしなくても良いはず。SBI証券は「単位未満株の定期買付サービス」は実施しない方針。

そこをなんとかお願い、という記事です🌟

 

資産運用益は40%超に増加。

単位未満株でも定期買付で資産運用益は40%超に。



僕は、3年前にSBIネオモバイル証券(ネオモバ)に口座を開設して、毎月少しずつ単位未満株を定期買付購入。 

ぴよぴよファンド」と名付けて、毎月、少しずつ資産が形成されていくのが楽しみでした。

投資後しばらくは、株式相場の変動によって、含み益になったり、含み損になったりして、一喜一憂。

でも、毎月同じ日に定額買付なので、株価が下がったら安く多くの株数を購入し、株価が上がったら購入する株数が少なくなるので、この結果、平均購入コストがわりと安定。(ドルコスト効果ですね♬)

更には、配当金も入金が始まり、徐々にだけど、ぴよぴよファンドの資産残高が増えてきました。

特に、23年初から日本株が3割以上も急回復してきたおかげで、11月時点での投資残高は、投資額を4割程度上回り、加えて、保有株数が増えてきたので受取配当金の額も増え、ぴよぴよファンドがまるで若鳥ファンドに成長してきたような感じです。

 

2022年9月、突然、「ネオモバ証券からの経営統合のお知らせ」とは。

ほんとに突然のお知らせで、びっくりした投資家も多かったのではないでしょうか。

僕もその一人ですが、何度もお知らせが送付されてされてくるのだけど、どのお知らせもだいたい次のようにわかりにくい表現で記載されており、僕のぴよぴよファンドは一体どうなってしまうのか理解に苦しみました。

  • SBI証券にすでに口座を持っている場合は、SBI証券総合口座」に移管される。
  • 名寄せをするから登録情報が一致してない場合は変更手続きをとるように。

というもので、僕は何か変更すべきことがあるのか、ないのか、わからなったです。

 

いろいろなケースの説明がある。人によってやることが異なる。

  1. SBI証券に口座をもってる人、もってない人。
  2. SBI証券に口座をもってる人の内、ネオモバ証券の登録情報の変更が必要な人、不要な人。
  3. SBI証券に移管したい人、したくない人。
  4. SBI証券に移管される前に出庫したい人。


僕はSBI証券総合口座の特定口座(源泉税徴収あり)をもってます。

総合口座に移管される」だけの説明では、特定口座か一般口座か、源泉税徴収あり・なし、といった細かい登録について明瞭ではないので、何か変更手続きをしないといけないのかがわからない??状態になってしまった。

 

2023/6月、ネオモバ証券からのお知らせでも、まだ曖昧。

SBI証券口座へ移管される保有株式の預かり区分は、原則当社 (つまりネオモバ証券。筆者補足) 預かり区分(特定預り/一般預り)を引き継ぐ予定です。」

という説明があるので、僕はネオモバで特定口座を持ってるから、そのままSBI証券の特定口座に移管されるはず、と解釈できます。

 

一方、ネオモバ証券の特別サイトでの説明は、「特定口座の源泉徴収区分は、当社とSBI証券で特定口座を開設している場合、源泉徴収区分(源泉徴収あり・なし)の設定につきましては、SBI証券の設定を引き継ぎます。

とあり、ネオモバ証券の預かり区分よりSBI証券の預かり区分が優先される、と解釈できます。

 

これでは、ネオモバ証券の設定を引き継ぐのか、SBI証券の設定を引き継ぐのか、いまだに曖昧な説明と受け取れました。

(僕の登録はどちらの証券会社も同じにしてあるので、実際にはどちらでも同じなのだけど、そうでない登録をしている投資家にとっては、わかりにくいだろうなー)。

 

僕はNISAが始まった時に投資入門しましたが、当時初心者だったので、何度も設定手続きをやり直した苦い経験が蘇ってきます。

 

2023/10月「SBI証券からのお知らせ」(抜粋)で、全てが解明しました。

「本お知らせは、SBI証券とSBIネオモバイル証券との経営統合の実施に先立ち、当社とSBIネオモバイル証券へご提出いただいた、お客さまのご登録情報(2023年8月31日(木)基準)を照会した結果、両社に総合取引口座が開設済みと判断しているお客さまにお送りしております。

SBIネオモバイル証券での株式等は原則的に、特定口座の残高は、特定預りとして、一般口座の残高は一般預りとして移管いたします。

現状、当社とSBIネオモバイル証券へご提出いただいた、お客さまのご登録情報が一致しておりますので、両社に総合取引口座が開設済みと判断しております。」

 

つまり、僕は何もしなくても、ネオモバ証券の残高全てが、SBI証券の特定口座(源泉税徴収あり)に移管される、ということ。(思ってた通りで、ホッとしたよ)

良かったじゃん! 一件落着。でも、もっと早く明瞭に説明してほしかった。

 

ところで、ネオモバで重宝してた単位未満株の定期買付ができなくなるってホント?

ネオモバの特徴は、日本の証券会社で唯一、単位未満株の定期買付サービスがあること。 これは疑う余地なし!

(楽天証券SBI証券も現時点では、単元株の定期買付はできますが、単位未満株の定期買付はできません)

 

単位未満株の定期買付サービスは庶民の味方。

このサービスのメリットは以下の通りたーくさんあります。

  • 単元株購入(例えば100株単位)のように多額の資金が必要なのと比較して、自分の手の届く予算で株式を購入できる。
  • 予算の範囲内で、一株ずつ数社の株式を買うことができ、どの会社を買うかを選ぶのが楽しい。(例えば一株2000円ぐらいの株を5社買うとすると、月一万円の購入予算)
  • ちょっとずつだけど株数が増えるので、配当金が半期ごとに増えていく、小さな達成感。
  • しかも一株当たりの増配があると、もっと嬉しくなる。
  • 自分の相場観に関係なく一定の日に購入するので精神的にすごく楽。
  • コストは月50万円までの取引は実質ゼロ円。

 

政府は「消費から投資へ」と盛んに言うけど、庶民の投資予算なんて一握りのお金。 だから単位未満株の定期買付サービスは庶民にとってとてもありがたい。

 

庶民に寄り添った少額投資の定期買付なら、なら、代案として「株式投資信託」があります。

僕も株式投資信託のことを学習するために保有してますが、株式投資信託は次のような難しさがあります。

  • 株式投資信託は配当金を再投資するので、基本的にはキャッシュインカムがありません。(手取りのありがたみがありません)
  • ありがたみは、値上がり時に売却してキャッシュ獲得した時に実感します。
  • 分配金のでる投資信託もありますが、利益からの配当なのか、タコ配なのかは専門家でないと分析できません。
  • 株式(ETFもですが)であれば、一株当たり利益、投資効率(ROE)、配当性向(一株当たり利益からの配当の割合)とかの指標は明瞭だし、将来キャッシュ獲得能力の分析も専門的に勉強すれば可能。
  • 購入よりも売却のタイミングが非常に難しく、特に僕にとっては精神的にも良くないです。

SBI証券に、今後の予定を直接聞いてみました。

ネオモバの単位未満株の定期買付は、統合後はできないのでしょうか?

将来、定期買付を再開する検討の予定はあるのでしょうか?

 

数日間、SBI証券の中で担当部門に確認してくれた結果、回答は、「残念ながら単位未満株の定期買付サービスを開始する予定はありません」でした。

 

SBI証券に望むこと。

僕は、実はSBIホールディングス北尾吉孝CEO (SBI証券の会長でもある) の経営の考え方に共感しています。 

北尾CEOは、次のように論語を軸に経営をされてるからです。

座右の銘:「天行健なり。君子は以て自彊してやまず」(『易経』)

著者:  「ビジネスにいかす『論語』」

 

「貯蓄から資産形成へ」の流れを加速していくためにご英断された「ゼロ革命」は、僕としては第一弾と解釈したいところです。

現時点では単位未満株の買付サービスはコストがかかるのかもしれませんが、知恵と工夫で問題を克服して、庶民(=投資初心者)にやさしい「単位未満株の定期買付サービス」を再開してもらえることを、いつまでも期待します。

 

今日はこの辺でおしまいです。